これを見ているあなたは今、どんな心持ちですか?
まずは自分がどう思っているかに気づいてほしい。
あなたは今、悲しいのか、悔しいのか、憎いのか、許せないのか、怒りたいのか、辛いのか、嫌なのか、、、、
気づけた時、あなたは自分の気持ちに初めて意識を向けることができるようになりました。
自分の気持ちや感情は目には見えないものです。
私たちは目には見えないもの(感情、葛藤)に自覚しづらい性格があります。
そんな“見えないもの”に、あなたは苦しんでいるかもしれません。
心のよがは“見えないけど確かに自分を突き動かしているもの”に意識を向けていきます。
あなたの目の前に起きている現実は、自らが発している言葉や行動から培われたものです。
そして、その言葉や言動は幼少期からの様々な出来事が折り重なってできたものです。
それに無自覚のうちに苛まれている。
私たちは多くの体験から知らず知らずのうちに“反応”をしています。
ある例え話があります。
ある子どもがピーマンを食べて苦いと感じました。その子どもはその体験からピーマンが嫌いになり、知らず知らずのうちにピーマンを避ける“反応”が生まれます。その反応は大人になっても残り続け、ピーマンが嫌いになり続けてしまう。
あなたが悩んでいることにも、同様な“反応”が起こっています。
ピーマンだけなら食べなくていいという選択肢を取れますが、これがもし離れたくても離れられない存在だとしたら、あなたは選択肢がなく、ずっとモヤモヤと葛藤し続けることでしょう。
そうなったあなたは耐え難い辛さを抱くかもしれません。
私たちは見えないものに反応し続け、今の身体、精神、言動を作り、
そして、あなたの今の苦しみが生まれました。
もしかすると、今のあなたはその苦しみを感じて、悲観しているかもしれません。
「もう嫌だ」と投げ出したい気持ちでいっぱいかもしれません。
私もそうでした。
自分の意見を持たずに“お坊さんらしく”いることにこだわって、自律神経失調症になりました。
呼吸の仕方を忘れて息をするのも辛く、大学を休学までしました。
でもその体験をすることで自分らしさとは何か?を探求するようになりました。
その探求のおかげで私は“問い続けた先の統合点を見つける”ことが他の人よりも優れていることに気づき、今ではそれを仕事にまでしています。
“陰極まって陽となる”
陰である鬱屈とした出来事にも、反応せず、よくよく感じてみると、
陰であるその出来事には
“あなたらしく生きるための気づき”=陽
があります。
逆に言えば、自分らしく生きてほしいがために、身体があなたにあえて陰である出来事を与えているのです。
そう見ることができた時、苦しいと感じているその出来事は
実はあなたが幸せになるためのギフトだったのです。
その出来事はあなたが幸せになるために何と言っていますか?
何に「気づいて」と身体は言っていますか?
心のうちに耳を傾けてみましょう。
傾けられるようになったあなたはもう準備ができています。
もういい加減、幸せになりましょう。
やっと幸せになる準備ができたのだから。
まず苦しみの根っこを見つけるところから始めます。予め用意したカウンセリングシートを用いて、自分の苦しみのディティールをはっきりとさせていきます。
その苦しみはどの体験から生まれたのかを見つけていきます。五感を通じてその出来事を再体験していきます。 ここで大事なのは過去の事実を正確に思い出すのではなく、その時に何を感じたかを見ていきます。
苦しみを抱える過去の自分をイメージします。五感に意識を向けることで、その当時、そこには誰がいて、どんな音がして、どんなにおいがするのかなどが想起されていきます。ここから徐々に無意識に入り、今まで自分の苦しみを俯瞰していき、何のためにこの体験が用意されているかを見ていきます。
その体験がギフトであると心の底から想えるようになった時、あなたは新しい価値観を見つけます。その価値観をもとに生きたあなたはどんな姿であるかをイメージします。そこにはイキイキとしたあなたがいます。そこに祝福が生まれたら心のよがは終わりです。